燕2015年V戦士は今? YouTuber、会社員、広報、大学コーチへの華麗なる転身

2015年ヤクルトの優勝メンバーだった上田剛史、大引啓次、雄平(左から)【写真:荒川祐史、小林靖】

優勝決定試合出場18選手中、現在も在籍しているのは5選手のみ

ヤクルトが6年ぶりのリーグ優勝を目の前にしている。前回優勝を決めたのは、2015年10月2日に本拠地で行われた阪神戦。この試合に出場していた18選手のうち、現在も選手としてチームに在籍しているのは5選手しかいない。そのうち雄平外野手は今季限りでの現役引退を決めている。かつてのV戦士たちは今、どうなっているのだろうか。

〇スターティングメンバー
上田剛史→2020年限りで現役引退。現在はYouTuber、関西高校野球部コーチ
川端慎吾
山田哲人
畠山和洋→2軍打撃コーチ
ウラディミール・バレンティン→ソフトバンクを今季限りで退団
雄平→今季限りでの現役引退を発表
大引啓次→2019年限りで現役を引退。現在は日体大臨時コーチ
中村悠平
小川泰弘

〇途中出場選手
比屋根渉→2018年限りで退団。今季は琉球ブルーオーシャンズでプレーし自由契約に
森岡良介→ヤクルト1軍内野守備走塁コーチ
田中浩康→DeNA2軍守備走塁コーチ
三輪正義→球団広報

〇救援投手
ローガン・オンドルセク→2016年途中に退団。2021年8月にジャイアンツとマイナー契約
秋吉亮→2018年オフに日本ハムへトレード移籍。今季は10試合登板
久古健太郎→2018年限りで引退。現在は大手コンサル会社「デロイト トーマツ コンサルティング」勤務
トニー・バーネット→2015年限りで退団し、米球界復帰。2019年限りで引退し、現在はヤクルト編成部アドバイザー
オーランド・ロマン→2015年限りで退団。2019年プレミア12に出場後、引退

首脳陣はほとんどが“経験者”

首脳陣の顔ぶれを見てみると、多くが前回優勝時にも在籍していたことが分かる。真中満監督、三木肇作戦兼内野守備コーチ、野村克則バッテリーコーチはチームを去ったが、8人中5人が現在もチームで指導に当たっている。

〇首脳陣
真中満監督→2017年限りで退団。現在は野球評論家
三木肇作戦兼内野守備コーチ→2018年限りで退団。現在は楽天2軍監督
高津臣吾投手コーチ→ヤクルト1軍監督
伊藤智仁投手コーチ→ヤクルト1軍投手コーチ
杉村繁チーフ打撃コーチ→ヤクルト1軍打撃コーチ
宮出隆自打撃コーチ→ヤクルト1軍ヘッドコーチ
福地寿樹外野守備コーチ→ヤクルト1軍外野守備走塁コーチ
野村克則バッテリーコーチ→2018年限りで退団。現在は楽天2軍育成捕手コーチ

ほかにも、この年14試合に先発した成瀬善久が現在、独立リーグ「ルートインBCリーグ」の栃木ゴールデンブレーブスで投手兼任コーチとして現役を続け、11試合に先発した館山昌平は楽天2軍投手コーチ、35試合に登板した中沢雅人はヤクルト2軍サブマネジャー兼広報、51試合に出場した武内晋一はヤクルト編成部育成担当と、様々な道を歩んでいる。(Full-Count編集部)

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