アイスホッケーアジアリーグのHC栃木日光アイスバックスは23日、日光霧降アイスアリーナで国内リーグ戦「ジャパンカップ」の今季ホーム開幕戦を約1カ月遅れで行い、本拠地での試合を待ちわびたファン820人が熱戦を楽しんだ。試合は1点を争う接戦となったが、最終盤に2失点したバックスが2-5で敗れた。
ホーム開幕戦は9月18日に行う予定だったが、チーム内に新型コロナウイルス感染者が出たため中止となった。昨年末から同アリーナの大規模改修工事が行われたため、県内開催は約11カ月ぶり。感染対策で入場者数は収容人数の半分に制限され、チケットは完売。来場者は大声の代わりに拍手で選手を後押しした。
家族で初めて観戦に訪れた札幌市山の手小3年加藤惺音(かとうれのん)君(9)は「選手がかっこよくてずっとドキドキしている。バックスに絶対勝ってほしい」と目を輝かせていた。