ブレックス開幕白星ならず 群馬に69-75で競り負け

今季開幕戦で熱戦を繰り広げる選手たち=1日午後9時20分、ブレックスアリーナ宇都宮

 男子プロバスケットボールB1東地区の宇都宮ブレックスは1日、ブレックスアリーナ宇都宮(宇都宮市体育館)で今季B1初挑戦の群馬と開幕戦を戦い、延長戦の末に69-75で競り負けた。ブレックスの開幕戦黒星は2年ぶり。敗れはしたが隣県チームと繰り広げた激戦に2105人の観衆が大きな拍手を送った。

 この日は荒天の空模様となったが、会場周辺には開場前から長蛇の列ができた。栃木市のおおみや幼稚園年長久米慶空(くめけいあ)君(6)は「渡辺裕規(わたなべひろのり)選手が好き。みんな頑張ってほしい」と笑顔。遠藤祐亮(えんどうゆうすけ)そっくりの髪形にして気合を高めてきた千葉市、会社員大西裕介(おおにしゆうすけ)さん(37)は「期待と楽しみでいっぱい」と試合開始を心待ちにしていた。

 試合は前半から一進一退の攻防に。1点リードで迎えた後半は開始早々に守備から流れをつかみ、ジョシュ・スコットや遠藤が次々と得点を決めてリードを拡大。しかし第4クオーター終盤に66-66の同点に追い付つかれると、延長戦で力尽きた。

 新型コロナ禍の影響で来場者数は収容人数の半分に制限され、来場者には入場時の検温と消毒が義務付けられた。

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