メジャーレベルの逸材! 中日1位・ブライト健太の潜在能力はア軍・グリエル級

貧打解消の期待がかかるブライト健太(東スポWeb)

中日からドラフト1位指名されたブライト健太外野手(22=上武大)が、今季メジャーで首位打者に輝いた、アストロズのユリエスキ・グリエル内野手(37)のような活躍を切望されている。

24日現在、チーム打率、本塁打、得点といずれもリーグ最低の貧打にあえぐ中日が、最大の補強ポイントである右の大砲候補として一本釣りした逸材。ガーナ人の父と日本人の母を持ち、184センチ、84キロで、50メートル5秒9の俊足に、遠投100メートルの強肩と並外れた身体能力を誇る。

上武大の谷口英規監督(52)はブライトについて「キューバ人のような日本人離れたしたバネがあり、底知れないポテンシャルを秘めている。体は細いのに飛ばす力は桁違いで守備の勘も良いし、かなりの野球センスを持っている」と太鼓判を押した上で「いずれはグリエルのような選手になってほしい」と期待を寄せている。

今季のグリエルは打率3割1分9厘でア・リーグの首位打者に輝いた。ポストシーズンのリーグチャンピオンシップでも6試合で22打数10安打で打率4割5分5厘、1本塁打、6打点の大暴れでチームのワールドシリーズ進出に大貢献した。

そんなグリエル級のポテンシャルをブライトが秘めている可能性があるとは頼もしい限り。性格面についても谷口監督は「とにかく野球がうまくなりたいという向上心が人一倍強い。練習でも試合でもできないことがあれば悔しがり、自分で追求しながら追い込んでいく」と舌を巻く。

立浪新監督にとってブライトが貧打解消の切り札となるか。

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