県産品求めにぎわい 産業まつり閉幕 接種者に粗品進呈も

 「県産品 使って贈って 笑顔の輪」をテーマにした第45回沖縄の産業まつり(同実行委員会主催)が24日、2日間の日程を終えて閉幕した。新型コロナウイルスの感染防止対策のため、オンライン出展と県庁前県民広場など3カ所での分散開催となり、県民広場などのリアル会場は多くの人出でにぎわった。

 県庁前県民広場に設置された「OKINAWA県産品応援マルシェ」では精肉や泡盛、菓子などを製造する11社が出展。スイーツを買い求めた浦添市の女性(44)は「毎年来ているので、コロナが終息して以前のような規模に戻る日を待ちたい」と語った。

 今回の産業まつりは「ウィズコロナ」の新しい生活様式に見合う運営を探る機会になった。会場では入場前の検温や人数制限のほか、ワクチン接種済み証明書を提示した来場者には、エコバッグなどの粗品をプレゼントするキャンペーンも展開した。

 担当者の1人は「多くの来場者に健康状態申告書への記入や、距離の確保などに協力してもらった。昨年と比べて混乱はなく、県民意識も高まっている」と語った。

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