ブレーブスWS初戦の先発はモートン 古巣アストロズとの対戦へ

ブレーブスは日本時間10月27日から始まるアストロズとのワールドシリーズの第1戦にベテラン右腕のチャーリー・モートンが先発することを発表した。現在37歳のモートンは2017~18年にアストロズに在籍し、2017年のワールドシリーズでは胴上げ投手となっており、世界一をかけた大舞台で古巣と対戦することになった。なお、モートンはレイズでプレーした2019~20年にもポストシーズンでアストロズと対戦しており、このときは合計3試合に先発して3勝0敗、防御率0.57の好成績を残している。

モートンは昨季終了後にレイズからオプション行使を拒否されてFAとなり、1年1500万ドルでブレーブスと契約。レギュラーシーズンは33試合に登板して185回2/3を投げ、14勝6敗、防御率3.34、216奪三振の好成績をマークし、今年9月の時点で1年2000万ドルの契約延長を手にしている。今年のポストシーズンではここまで3試合に先発して0勝1敗ながら防御率3.77とまずまずのピッチング。ワールドシリーズは自身3度目だが、アストロズ(2017年)、レイズ(2020年)、そしてブレーブス(2021年)といずれも異なるチームでプレーすることになった。

ブレーブスはここまでモートン、マックス・フリード、イアン・アンダーソンの3人で先発ローテーションを回しており、ワールドシリーズでも第2戦にフリード、第3戦にアンダーソンが先発することが予想される。4人目の先発投手が必要となったリーグ優勝決定シリーズ第4戦では、オープナーにベテラン右腕のジェシー・チャベスを起用し、2番手のドリュー・スマイリーが3回1/3を投げるロングリリーフを見せたが、ワールドシリーズ第4戦でも同様の戦い方になるかもしれない。

1999年以来22年ぶりにたどり着いた大舞台で、1995年以来26年ぶりの世界一を目指すブレーブス。大事な初戦に先発する経験豊富なベテラン右腕がチームを勝利に導けるか注目だ。

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