浦和の超逸材GKがルヴァン杯ニューヒーロー賞を受賞 森保ジャパンの秘密兵器に

鈴木彩艶

Jリーグは25日、ルヴァンカップのニューヒーロー賞にJ1浦和の東京五輪代表GK鈴木彩艶(19)を選出したと発表した。

鈴木は今季トップチームに昇格するといきなり大活躍。ルヴァンカップ杯では9試合に出場して4強進出に大きく貢献した。

若手の登竜門とも言える賞を受賞した鈴木は「この素晴らしい賞を受賞できたのも、チームメート、そして浦和レッズに関わるすべての方々のおかげだと思っています。チームとしては望んだ結果を得ることができませんでしたが、大会を通して、自分自身の成長につなげることができました」と喜びのコメント。「これからもチームの勝利に貢献できるよう、今年得た経験を大切にしながら日々のトレーニングからしっかりと努力していきたいと思います。また、今後はこの賞に恥じないようなプレーをしていきたいです」と今後の飛躍を誓った。

ガーナ人の父と日本人の母を持ち、米国生まれ埼玉育ちの〝国際派〟。幼少期からスーパーGKとして注目を集め、各年代の代表に選手され、今夏の東京五輪では10代ながら飛び級で本大会メンバー入りを果たした。

190センチ、91キロという体格と驚異的な身体能力は世界基準で、浦和のリカルド・ロドリゲス監督も「将来的にはA代表で定着する選手」と絶賛する才能。2024年パリ五輪はもちろん、成長曲線次第では来年のカタールW杯に向けても秘密兵器になる可能性もありそう。浦和のスーパーGKに大きな注目が集まる。

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