伝説上の生き物が実在したらどんな進化をするの!? 『ドラゴンは爬虫類 骨格と進化から読みとく伝説動物の図鑑』発売!

株式会社大和書房は『ドラゴンは爬虫類 骨格と進化から読みとく伝説動物の図鑑』(川崎悟司 著)を2021年10月27日に発売。 ドラゴン、 ペガサス、 エルフ……神話や伝説、 伝承で登場する数々の幻想の動物たち。 実在したらどんな姿になるのだろう。本書では、 古生物や現代、 未来の生物を解説する人気サイト「古世界の住人」の管理人で、 『カメの甲羅はあばら骨』の著者が、 誰もが知っている伝説の動物の進化について本気で考察。 神の使いとしても有名な伝説の動物であるユニコーン。一角獣と呼ばれ、 額にらせん状の筋が入った細長いツノが伸び、 体形がウマに似た架空の動物。 ユニコーンはウマの仲間といってしまいそうになりますが、 頭部に長いツノを持つことから、 サイの仲間として考えられる。実はユニコーンの正体ともよく言われるサイの仲間がいます。 「エラスモテリウム」。しかし、 ツノがあるだけでサイの仲間とはいかない。ユニコーンの足の指はウマと同様1本だが、 サイの足の指は3本だからだ。

ウマの足の指は、 元々複数あったのが、 走って蹴るために、 進化の過程で足の指が退化して、 必要な1本だけになった。サイも、 ウマの足の指のように、 3本あった指が退化して1本になり、 さらにウマのようなスマートな体形に進化して、 ユニコーンのような姿になったのではないかと考えられる。サイから進化したユニコーンは、 ウマのように走ることに特化した、 サイの仲間だったのだ。

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