【北京五輪】プレーブックの初版公表「アルコール販売」の記載も

北京五輪でもコロナ対策の「バブル方式」が採用される(ロイター)

北京五輪大会組織委員会は25日、選手や大会関係者に適用する新型コロナウイルス感染症対策の規則集「プレーブック」の初版を公表。今夏の東京五輪を参考に、世界保健機関(WHO)の助言を参考に作成された。

東京五輪では、ワクチン未接種の選手でも隔離は免除されたものの、北京五輪ではワクチン未接種の選手、大会関係者は北京に到着後、21日間の隔離を義務化。一方で、WHOや各国が承認したワクチンを接種した選手、大会関係者は隔離が免除される。

その上で入国の際に使用できる空港を北京首都国際空港に限定し、選手は宿泊先から競技会場や練習場などへの移動を専用車両で行う「バブル方式」を採用。受診が必要となる体温も東京五輪では37度5分だったが、北京五輪では37度3分に引き下げられた。

マスクも医療用の着用を求め、宿泊先でも食事スペースにアクリル板を設置。東京五輪と異なり、各部屋に歯ブラシ、歯磨き粉、せっけん、スリッパ等の使い捨て商品は用意されないという。また、宿泊先のコンビニエンスストアや自動販売機で販売される商品は、軽食、日常製品、アルコール等と記載されている。

第2版は12月に公表される予定となっている。

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