神奈川県警などは25日、横浜市中区の大通り公園周辺で違法駐車の追放キャンペーンを行った。違法駐車が事故を誘発したり、円滑な交通を妨げたりしている実態をドライバーに伝え、注意を呼び掛けた。
31日までの違法駐車追放強化期間の一環で、のぼり旗を使って通行中のドライバーへの啓発やチラシ配布を行った。違法駐車が救急車や消防車の通行を妨げるケースもあり、市消防局南、中消防署員も初めてキャンペーンに参加した。
県警駐車対策課によると、県内では今年、駐車車両に追突する事故で5人が死亡した。昨年11月には藤沢市で、駐車車両で死角になっていた所から横断しようとした小学1年の男児が車にはねられて死亡する事故があった。長谷善明課長は「違法駐車は重大事故につながる。短時間であっても駐車場を利用してほしい」と呼び掛けている。