レッドソックス・コーラ監督が澤村を評価「彼は素晴らしい仕事をしてくれた」

高評価の澤村(ロイター)

リーグ優勝決定シリーズでアストロズに4勝2敗で敗退したレッドソックスは25日(日本時間26日)にボストンの本拠地フェンウェイ・パークで1年を総括する記者会見を行った。アレックス・コーラ監督(46)は澤村拓一投手(33)について「彼は素晴らしい仕事をしてくれた。違うリーグ、違う国から来て、違う言語を話して適応するのは簡単なことではない。彼のことをとても誇りに思う」と評価した。

澤村はメジャー1年目の今季、レギュラーシーズンで55試合に登板して5勝1敗10ホールド、防御率3・06、53イニングで61奪三振だった。ポストシーズンではワイルドカードゲーム、地区シリーズではロースター入りを逃したがリーグ優勝決定シリーズに3試合登板。0勝0敗、防御率4・50、2イニングで2奪三振だった。指揮官が「(澤村は)シーズンを過ごすにあたって山もあり、谷もあったが、彼はやり切った。それはとても重要なことだ」と振り返るとブルーム編成本部長は笑顔でうなずいた。

来季は2年契約の2年目で澤村にとっては勝負の1年だ。コーラ監督は「ここ(MLB)はイージーなリーグではない。多くのことを学んだ彼は、更なる改善を目指し、オフもトレーニングに励む。そして来季へ向け、充実のオフを過ごすことを楽しみにしている」と期待を寄せた。

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