やまゆり園事件から共生社会考える 横浜でフォーラム開催

 相模原市緑区の県立障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害された事件から5年がたち、共生社会の実現をテーマにした「第5回『やまゆり』からいのちを問い続ける横浜フォーラム」が31日、横浜市中区桜木町の市健康福祉総合センターで開かれる。同フォーラム実行委員会の主催で、参加無料。

 重度障害者とボランティアの交流を描いた著書「こんな夜更けにバナナかよ」で知られるノンフィクションライターの渡辺一史さんが「共生社会は実現されたのか」と題して講演する。

 実行委は「この5年間、社会は本当に共生を目指してきたのか。事件の本質にどこまで迫ろうとしたのか。会場の皆さんと議論を深めたい」と来場を呼び掛けている。

 午後2時から同4時半まで。予約不要。定員は150人(先着順)。新型コロナウイルスの感染状況によっては中止する場合がある。問い合わせは、事務局電話080(6676)0658。

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