山口市菜香亭で秋のイベント多数  瑠璃光寺五重塔モザイクアートも展示中

▲5000枚以上の作品でつくられたモザイクアート

 新型コロナウイルスの感染者数も減少傾向を見せ、各地で次々とイベントが再開される中、山口市菜香亭(山口市天花1)でも「山口ゆめ回廊博覧会」に関連したイベントやワークショップが多数予定されている。  

 まず、同施設大広間には現在、国宝「瑠璃光寺五重塔」をモチーフにしたモザイクアート「600年の時空を超えて~みんなで描こう五重塔」が展示されている。同館が約半年前から「自分の好きな物」をテーマにSNSなどを使って、写真やイラスト、書道などの作品を募集したところ、5137点が集まった。それらに画像処理を施し、巨大な五重塔を制作。縦180センチ、横90センチのタペストリーにして、床の間に掛けられた。会場に置かれた双眼鏡やタブレット端末を使って、一枚一枚の作品を拡大して見ることもできる。展示期間は、11月15日(月)までと12月3日(金)から同12日(日)までの午前9時から午後5時までで、火曜は休館。観覧料は、高校生以上100円、小・中学生50円(大広間観覧料含む)。  

 次に、講演会「大内のお殿様を知る」は、10月29日(金)午後6時から8時まで。系図が何種類か存在する室町時代の守護大名・大内氏について、家督相続された時代背景などと照らし合わせながら、山口市教育委員会事務局文化財担当理事の古賀信幸さんが紹介。定員は60人(先着順)で、参加費は200円。当日は、椅子席で聴講することができる。  

 山口市ゆかりの画僧で作庭家でもあった雪舟にちなんだワークショップ「箱庭を作ろう~世界に一つだけの庭」は、10月30日(土)午前9時半から11時半まで。園芸家の指導のもと、オリジナルの箱庭を制作することができる。定員は20人(先着順)で、参加費は2000円。  

 10月13日付でも紹介した、菜香亭を出発し、“名物ガイド”とともに「大内文化特定地域」を巡る「開運! 西の京・山口、風水パワスポ巡り〜武将×首相のパワーの源泉!」は、11月13日(土)または同27日(土)の午後1時半から4時半まで。定員は各回10人(先着順)で、参加費は3000円(特製御守・保険代込)。  

 イベントの申し込み・各種問い合わせは、同施設の指定管理者・NPO法人歴史の町山口を甦らせる会(TEL083-934-3312)へ。

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