スペイン1部レアル・マドリードがベルギー代表FWエデン・アザール(30)の売却に本気で取り組んでいる。
同国メディア「Don Diario」によると、Rマドリードは2022年夏までにアザールの売却を「真剣に検討している」という。すでにイングランド・プレミアリーグのチェルシーが獲得に興味を示し、Rマドリードも放出に前向きと報じられているが、同メディアは、売却を急いでいる理由についてアザールが背負う7番にあると伝えている。
Rマドリードは来夏にフランス1部パリ・サンジェルマンと契約満了となる同国代表FWキリアン・エムバペを獲得することが確実。ただ、現在クラブで7番を背負っており、スペインでも同じ番号を付けるにはアザールの「7」を空ける必要がある。そこで相次ぐ負傷などで結果を出せていないアザールを来夏までに放出し、エムバペの欲している番号を確保したいわけだ。
かつてポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドが付けた番号でRマドリードにとってエースナンバーともされる。アザール自身も2019年にRマドリード入りの際、FWマリアーノ・ディアスから7番を譲り受けたが、それでも〝スター優遇〟にサポーターから抗議が殺到した。
同メディアは「Rマドリードはベルギー人の売却を真剣に検討しているが、それができない場合でも、エムバペに7を与えるつもりだ」と報じるなど、期待のストライカーを〝三顧の礼〟で迎え入れる構えのようだ。