【WWE】ロリンズがWWE王座次期挑戦権を奪取! ユニバーサル王者レインズに追いつけるか

ロリンズはカーブストンプでベイラーの頭部を踏みつけた (C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【テキサス州ヒューストン25日(日本時間26日)発】WWE・ロウ大会でWWE王座挑戦権争奪のフェイタル4ウェイラダー戦が行われ、セス・ロリンズ(35)が次期挑戦者に決まった。

「WWEドラフト」で番組間の移籍があり、この日はロウのシーズンプレミアとなったが、WWE王者ビッグEがオープニングで「スマックダウンからやって来たのは誰だ?」と会場に問いかけると、移籍してきたロリンズが登場した。さらにレイ・ミステリオ、フィン・ベイラー、ケビン・オーエンズが次々に現れて王座挑戦を表明すると、挑戦者決定フェイタル4ウェイラダー戦が決定した。

メインの挑戦者決定戦ではロリンズがオーエンズにDDT、ベイラーをラダーに叩きつけて攻め込んだ。ベイラーはスリングブレイドやドロップキックで反撃。オーエンズはラダーを持って大暴れだ。

激しい攻防の中、オーエンズがミステリオを場外でテーブル葬。戦闘不能に追い込んでラダーを上がり、天井からつるされた権利証に手をかけたが、これをロリンズが阻止。オーエンズを場外に投げ飛ばし、ラダーに叩きつけてKOした。

隙をついて今度はベイラーがラダーを上ったが、ロリンズが猛スピードで襲い掛かってラダーから叩き落とすと、必殺のカーブストンプを一撃。ベイラーを失神させてラダーを上り、次期挑戦権利証をゲットした。

試合後には王者ビッグEが現れ、ロリンズに拍手を送った。ロリンズはビッグEに握手を求めたが、王者はこれを拒否。ロリンズは「俺が次の王者だ」と叫んでその場を後にした。

これまでWWE世界王座、ユニバーサル王座などを獲得し、WWEマットのトップを走ってきたが、ライバルでユニット「ザ・シールド」の盟友ローマン・レインズは、スマックダウンでユニバーサル王者として着々と長期政権を築いている。ライバルの〝絶対王者化〟が進む中、ロリンズも再び看板王座を手にして巻き返したいところだ。

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