【大相撲】高安が明かす元横綱白鵬への思い「目標をくれた方」「まだまだ頑張らなきゃ」

阿武咲(手前)を攻める高安

大相撲九州場所(11月14日初日、福岡国際センター)に向けた合同稽古2日目が26日、東京・両国国技館で行われ、小結高安(31=田子ノ浦)は幕内霧馬山(25=陸奥)、幕内阿武咲(25=阿武松)らと15番取って5勝10敗。稽古後は「勝ち負けにこだわらないで、いろんな動きに対応できるようにというのを考えてやりました」と語った。

若手力士とともに精力的に汗を流し「若いだけにスタミナもありますし、いろんな動きありますんで、やっていてとても身に付くところがたくさんあります」。また、土俵では押し合う内容が多く「攻められる相撲とか、攻める相撲もありましたし、おかげさまで体が張りました」と充実の表情だった。

9月の秋場所後に元横綱白鵬の間垣親方(36)が現役を引退。高安は「常に白鵬関が上に立っていましたんで、毎場所、倒さなきゃいけないって気持ちで研究もしましたし、稽古もしましたし、目標をくれた方だったので、本当に感謝しています」と振り返る。

続けて「自分もまだまだ頑張らなきゃという気持ちが強くなりました」。先場所は4勝8敗3休に終わり、九州場所は三役からの転落が確実な状況だが、逆襲に燃えている。

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