日本ハム・栗山監督が退任セレモニーで10度胴上げ「今年でユニホームを脱ぎます」

日本ハムの栗山英樹監督(東スポWeb)

日本ハムが本拠地最終戦となった26日の西武戦(札幌ドーム)に1―0のサヨナラ勝ち。12年に就任し10年間チームを指揮した栗山英樹監督(60)の本拠地最終戦を勝利で飾った。

試合後、退任セレモニーを行った栗山監督は「1年間本当にありがとうございました。昨年に続きこのコロナ禍の中、本当に多くの人が大変な思いをされています。何が何でも喜びや笑顔をお届けしたいと思ってやってきましたが、実現できませんでした」とファンに謝罪した。

その上で「ただ、ここにいる全員がこの悔しさを感じています。来年は必ず皆さんに優勝というプレゼントを届けてくれるハズです。私、今年でユニホームを脱ぎます。皆さんと一緒にこの選手たちを応援していきます。来シーズンはお世話になった札幌ドーム最終年、そしてその後は新球場へとつながって行きます。くれぐれも、どうかファイターズのこと、選手たちのことを宜しくお願いします。本当に長い間ありがとうございました」と語った。

最後に選手たちの手で栗山監督は10度、札幌ドームの宙を舞った。

指揮を執った10年間で優勝は就任1年目12年のリーグ制覇、16年の日本一の2度。それを含めAクラス5度、Bクラス5度のイーブン。しかし、19年からの最後の3年はいずれも5位以下に沈み戦力層の薄いチームを浮上させることはできなかった。

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