連敗から学んだアンチェロッティ レアルで復活させたカウンターと“BBCプラン”

 代表期間前にシェリフ・ティラスポリとエスパニョールに連敗したことで、レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督は一方下がってミスを反省。そして明確なプランを持ってチームを復活させた。

レアル、得意のカウンターから2ゴール!宿敵バルセロナを下し“エル・クラシコ”4連勝!

 アンチェロッティ監督はシャフタール・ドネツクとバルセロナの2連戦で勝利しなければならないと熟知し、最適なシステムは4-3-3であると判断。記者会見でも包み隠さずそれを明らかにして、結果的に正しい判断だったと証明した。ガレス・ベイルとクリスティアーノ・ロナウドがいない中、かつての“BBCプラン”にはヴィニシウス・ジュニオールとロドリゴが組み込まれる。この2人が高いパフォーマンスを発揮し、カリム・ベンゼマはバロンドール候補になるほどの活躍を見せた。

 レアルに到着した時にヴィニシウスが決定的な仕事を果たす選手と確信したアンチェロッティ監督は、プレー可能な試合にはほぼ必ず起用。左サイドバックにフェルラン・メンディかダビド・アラバのどちらが務めるかで役割は若干変わるものの、強力な前線を擁する4-3-3とカウンターの組み合わせは無限大の可能性を秘めている。

アンチェロッティ監督が復活させたカウンターとBBCプラン Photo Soccrates Images

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