作家と蔵元のコラボ商品 アートラベル酒、28日から販売  上越地域の酒店13店で

 上越地域の酒店13店で28日から、同地域の障害がある作家がラベルの絵柄を担当した「アートラベル酒」の販売が始まる。主催は作家と酒造関係者によるプロジェクト「ぼくらのShuShuShu」。26日に上越市春日新田1の横川酒店(横川幸雄代表社員)に酒が納品され、関係者らが完成を祝い合った。

関係者らが完成を祝い合った。右から田中酒造の馬場慶徳代表取締役専務、竹田酒造店の竹田成典社長、作家の佐藤葉月さん、横川酒店の横川幸雄代表社員

 作家、県酒造組合高田支部、県内の福祉団体、酒販店が連携する初の取り組み。12人のアート作品をラベルにあしらった酒を8蔵元が製造し、新たな価値の創造、それぞれに興味がある人を結ぶ目的。

 当日はプロジェクトの実行委員長を務める妙高市の作家・佐藤葉月さん(37)、副実行委員長である竹田酒造店の竹田成典社長(64)らが同店へ酒を届けた。佐藤さんは「完成品を目にして感動。さまざまな人や団体が関わってくれた。これからも愛されるプロジェクトとして継続していけたら」、竹田社長は「アーティスト、酒造業界それぞれの底力を感じ、楽しんでもらいたい」と話していた。

 アートラベル酒は1本720ミリリットルで2750円(税込み)。販売店はやまぎし酒店、かじや、ほていや酒店、横川酒店、いしかわ、松井酒舗、八木酒舗、まいどや、増井酒店、三上酒店、立原酒店、酒のおおやま、十二屋。総数約1000本で、各店で取り扱う銘柄は異なる。

© 株式会社上越タイムス社