岸田首相が鉄板ネタの岸田ノートを紹介

ノートを取り出す岸田首相(東スポWeb)

自民党の岸田文雄首相(64)が日、衆院選(31日投開票)の応援のため東京・吉祥寺で演説した。総裁選で話題になった〝岸田ノート〟を取り出すパフォーマンスを見せた。

演説はコロナ対策や経済、安保の話が中心。コロナ対策では「ワクチンによる予防と検査体制の充実、治療薬による治療。この3つの段階がしっかり結びつくとより平時の暮らしを取り戻す第一歩となるわけです。ぜひこの取り組みを進める」と主張した。

経済では「政と民間が協力する形で成長の果実を分配する。所得を引き上げる。そして給料を思い切って使ってもらえば次の経済の成長につながる。成長と分配の好循環を作りたい」と話した。

演説の最後に〝岸田ノート〟を取り出し、「長年にわたって多くの国民の悩み、苦しみ、提案を書き続けてきたノート」と紹介。「これからも皆さんの声を丁寧に聞き、皆さんと協力して時代を切り開く。その約束の証としてこのノートを握りしめていく」と語った。

この岸田ノートは演説の鉄板ネタとなっており、岸田氏は全国の演説会場で掲げている。ツイッターでも「ノート小さっ」「何が記載されているのか」「情報公開請求の対象になりうるのか」と注目されていた。

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