ケガで戦列を離れたオリックスの主砲・吉田正がＣＳでの復帰に意欲を見せた。中嶋監督、宮内オーナーに続いて胴上げされた吉田正は「みんなで胴上げできて達成感がある。足のケガもあって大事な時に離脱して何とも言えない気持ちだった。早く復帰したい思いで日々過ごしていた。この１か月はいろんな感情があったけど、チームが勝つことが一番のリハビリでした」と笑顔を見せた。
２日のソフトバンク戦で右手首に死球を受け、右尺骨の骨折。ロッテとのデッドヒートの前に戦列を離れた。中嶋監督をして「心が折れかけた」ほどの痛手となったが、ベンチに「３４」のユニホームを飾り、残ったナインが必死に食らいついて優勝をもぎとってくれた。
ケガも順調に回復しているようで「毎日やれることは精いっぱいやっている。あとはどうなるか。（ファイナルステージ）の１１月１０日に何とか帰ってこれるようしっかり準備したい。ベストを尽くしたい」。２５年ぶりの日本一を目指し、主砲が復活を期す。
