きょう(木)は、北日本の日本海側を中心に大気の状態が不安定となり、にわか雨や雷雨の所がある見込み。関東は朝まで雨の降る所があるが、日中は晴れて過ごしやすい陽気になりそうだ。強い台風20号は、今夜、小笠原諸島に最も接近する見込み。小笠原諸島では暴風や高波、大雨に警戒が必要となる。
北日本は大気不安定 関東の天気は回復へ
きょう(木)は大陸から張り出す高気圧に覆われてくるが、北日本は上空の寒気や湿った空気の影響で、日本海側を中心に大気の状態が不安定となる。新潟や北日本の日本海側は雨が降りやすく、雷を伴って雨脚の強まる所もありそうだ。急な強い雨や、竜巻などの突風、ひょうにも注意が必要となる。
関東の沿岸部では朝のうちは雨の降る所があるものの、日中は回復して晴れる見込み。
日中は関東から西で晴れて洗濯日和になりそうだ。
台風20号接近 小笠原諸島は大荒れに
台風20号は小笠原近海を北上していて、28日夜に、強い勢力を維持したまま小笠原諸島に最も接近する見込み。
小笠原諸島で予想される最大瞬間風速は55メートルとなっていて、海は猛烈なしけとなる見通し。
風が強まる前に頑丈な建物の中に移動して、屋内では窓から離れるなど暴風や高波に厳重に警戒するとともに、大雨による土砂災害や低い土地の浸水などにも警戒が必要だ。
太平洋側は日差しあたたか
晴れる太平洋側を中心に日中の気温はきのうより高い所もあり、関東から西は23℃前後まで上がる見通し。東京は22℃、仙台も21℃と、昼間は日差しが暖かく感じられそうだ。
九州や四国では夏日になる所もあり、汗ばむくらいとなる予想。
一日の気温差が大きいため、調節のしやすい服装を心がけたい。
(気象予報士・及川藍)