カイメタが広帯域衛星経由でプライベートのLTEや5GNRをスマートフォンで実現する可能性を示す試験に成功

カイメタは、アクセレランなどの既製品と統合した最先端のu8端末を用いて、CBRS周波数帯のプライベートLTEを使用した次世代型の接続機能を試験し、衛星ユーザー端末を介してクラウドからスマートフォンまでの距離、性能、回復力の実証に成功

米ワシントン州レドモンド--(BUSINESS WIRE)----(ビジネスワイヤ) -- モバイルをグローバル化する通信企業のカイメタ(www.kymetacorp.com)は本日、CBRS(市民ブロードバンド無線サービス)上でプライベートLTE(ロング・ターム・エボリューション)スモールセルの試験に成功したと発表しました。これは、より信頼性が高くロバストな接続機能をユーザーのスマートフォンやCBRS対応機器に直接提供する完全な接続ソリューションを実証するものです。

この試験は、カイメタ本社において、アーム製シングルボードコンピューター(SBC)上で動作する既製品コアであるKymeta™ u8端末と、アクセレラン製スモールセルを用いて行いました。本システムは、プライベートLTEネットワークと、ブロードバンドバックホール用のカイメタ製端末を組み合わせることで、ユーザー体験を向上させるターンキーソリューションとなります。CBRSは、初期対応チームのようなユーザーとのコミュニケーションのためのプライベートイントラネットを実現するものであり、インターネット通信のためにバックホール容量を確保しながら、CBRS通信エリア内でビデオ、プッシュトゥトーク、音声、メッセージングのアプリを持たせることができます。バックホールに加え、本システムはエッジにもコアを持つため、ネットワークコアにトラフィックを送り戻すことなく、ユーザーのデバイスをローカルでブリッジできます。

カイメタの製品管理担当バイスプレジデントを務めるライラック・ミュラー博士は、次のように述べています。「カイメタは、当社の将来のロードマップを見据えながら、次世代の画期的な技術を試験・推進しています。公共安全・防衛・企業の領域における認証ユーザーは、QRコードをスキャンするのと同じくらい簡単なスモールセルによって、回復力を向上させることができます。スマートフォンはハイブリッド衛星端末およびプライベートLTEハブとしてのCBRSと相互に通信することになり、衛星とセルラーの両方のバックホールを1つのソリューションに収めることができます。」

CBRSは、3550~3700MHz帯(3.5GHz帯)の公的に利用可能な周波数であり、2015年に米国連邦通信委員会(FCC)が共有無線とプライベートブロードバンドのための周波数として指定したものです。ユーザーの間では、認証が現行アクセスユーザー、優先アクセスライセンス(PAL)、一般認証アクセス(GAA)という3段階に分けられます。

本プロジェクトでは、Kymeta u8端末と統合したシステムを用いて、CBRS上のプライベートLTEスモールセルを標準的なスマートフォンに接続することの実証に成功しました。これは、将来のユーザー接続戦略の道筋を示すための貢献として注目すべき成果であり、回復力のあるモバイル接続とユーザーアクセスの向上に対する圧倒的な需要を満たすよう、将来対応性のあるソリューションを開発するカイメタの能力をさらに確認するものです。

カイメタについて

カイメタは、移動中の通信とモバイルのグローバル化に対する圧倒的な需要を満たすために、セルラーネットワークと組み合わせたブロードバンド衛星接続の可能性を引き出しています。カイメタ傘下のレプトン・グローバル・ソリューションズは、当社の衛星接続ソリューションをホストしており、顧客の任務要件を満たすかそれを上回るクラス最高の技術と顧客中心のカスタマイズ式サービスをベースとする独自の完全なターンキー・バンドル・ソリューションを市場に提供します。これらのソリューションは、この種類では初の当社の平面衛星アンテナやカイメタ・コネクト接続サービスと連携して、衛星ネットワークおよびハイブリッド衛星セルラーネットワーク上で世界中の顧客に革命的なモバイル接続を提供します。米国や各国の特許・認可に裏打ちされたカイメタの端末は、衛星の方角に向ける機械部品を必要としない軽量スリムで高スループットな通信システムに対するニーズに応えます。カイメタはあらゆる車両、船舶、固定プラットフォームの接続を容易にします。

カイメタはワシントン州レドモンドに本拠を置く非公開企業です。

詳細については、kymetacorp.comをご覧ください。

アクセレランについて

2013年に設立され、ベルギーのアントワープに本社を置くアクセレランは、オープンな4G/5G RANとvRANのための破壊的製品としてのソフトウエア、ソリューション、サービスを提供しています。同社独自の手法は、RANソフトウエアコンポーネントの真のクラウドネイティブな導入をエッジ、クラウド、RRUへの組み込みにおいてサポートするものです。オープン性に本腰を入れたアクセレランの取り組みにより、マルチベンダー無線機能の導入が実現し、AI対応ネットワークアルゴリズムのためのオープンなRANデータが提供されます。セルラー業界におけるRAN設計、試験、統合を手掛ける有力なチームとしての実績を持つアクセレランは、プライベートネットワーク、固定無線、パブリックモバイル、ニュートラルホスト、IoTなどの複数の市場において、キャリアグレードで信頼性が高く、携行性を備え、パフォーマンスの高い無線アクセスネットワークのソリューションとサービスを選ぶに当たっての自然な選択です。アクセレランに関する詳細情報については、当社のウェブサイト(www.accelleran.com)をご覧ください。

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