広島・鈴木誠也が米挑戦ならマネーゲーム必至 ロッキーズ地元紙が報道

鈴木誠也(東スポWeb)

今オフ、ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指すのではと米メディアが注目している広島・鈴木誠也外野手(27)について、ロッキーズの地元紙デンバー・ポスト(電子版)は27日(日本時間28日)に興味深い記事を掲載した。

「(鈴木は)日本における最高の選手の一人であると(関係者の間では)広く考えられていることに加え、まだ27歳である。2018年以降は打率3割1分8厘、出塁率4割3分5厘、長打率5割9分2厘で、121本塁打、115二塁打と4三塁打を放っており、米移籍なら(獲得)総額は高くなる」。マネーゲームになると予想したのだ。

標高約1600メートルに位置し、打球が飛ぶことで知られるクアーズ・フィールドは今年のオールスター戦の舞台となり、エンゼルスの大谷翔平投手(27)は前日恒例の本塁打競争で特大弾を連発した。鈴木、球団の双方にとってアーチ量産を期待できる魅力的な本拠地といえそうだ。

だが、同電子版担当者は読者からの「ロッキーズがセイヤ・スズキを獲得する可能性は?」という質問に対し、「その可能性は限りなくゼロに近いでしょう。それがロッキーズの現実であり、大リーグ(全体)の財政構造なのです」と白旗を揚げた。

複数の球団がチェックしているとされ、米メディアは「スズキはここ数年における日本で最高の選手」「(今オフ)ポスティングされる可能性が高い」と相次いで報じ、米球界での注目度は大幅にアップしている。メジャー挑戦が決まれば争奪戦は必至だ。

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