ドネアの次戦が決定と海外メディア 井上の4団体統一ロードにも影響

ノニト・ドネア(東スポWeb)

ボクシングWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(28=大橋)が制圧を狙う同級世界戦線が動きを見せた。

WBC世界同級王者のノニト・ドネアが暫定王者のレイマート・ガバリョ(ともにフィリピン)と統一戦を行うことを、米メディア「ボクシングシーン・コム」が報じた。12月11日(日本時間同12日)に米カリフォルニア州カーソンのディニティ・ヘルス・スポーツ・パークで開催される見通しで、ドネアにとっては同ベルトの初防衛戦となる。

今年5月にノルディーヌ・ウバーリ(フランス)から同王座を奪取したことで、同級4団体統一を目標に掲げる井上の対戦相手候補となった。8月には同じく井上の標的とされるWBO世界同級王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)との2団体統一戦が一度は決まるも、カシメロ陣営のドーピング検査への不誠実な態度や家族への中傷がドネアの怒りを買い白紙に。そんな中、WBCからガバリョとの指名試合の指令が出されていた。

戦績はドネアが41勝(27KO)6敗、ガバリョが24戦全勝(20KO)。井上の4団体統一ロードに大きく影響を及ぼす一戦だけに注目される。

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