DeNAが0―7の大敗で今季最終戦〝黒星締め〟 三浦監督1年目は借金19の最下位 

DeNA・三浦監督(東スポWeb)

今季を象徴するかのような〝黒星締め〟となった。DeNAは28日、今季最終戦の広島戦(マツダ)で0―7と完敗した。今季チーム成績は54勝73敗16分、6年ぶりのリーグ最下位で全143試合を終えた。

先発マウンドに立った京山将弥投手(23)は5回まで毎回走者を背負うも無失点投球。ところが6回に入ると突然崩れ、このイニングは一死も奪えないまま5安打2四球の7失点でKOされた。

今季7敗目を喫した右腕は「今日はストレートも力強く投げられていたので状態は悪くありませんでした。5イニングまではランナーを出塁させてしまっても粘り強く投球できましたが、6イニング目はボールが浮いてしまい粘ることができず大量失点に繋がってしまいました」とコメント。試合後の三浦大輔監督(47)も今季最終戦のマウンドを託しながら背信投球となった京山に対し、6回の7失点について「反省が詰まった1イニングだった」と厳しく指摘した。

打線も相手エース大瀬良の前に本塁を踏ませてもらえず、屈辱の完封負け。指揮官は「チームの現状がはっきりと出た試合だった。打撃も守りも課題が出た」と振り返るのが精いっぱいだった。

投打が噛み合わず、就任1年目の三浦監督率いるチームは歯がゆいラストゲームで2021年シーズンの戦いの幕を閉じた。

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