東京五輪スケボ・白井が地元・相模原市訪問「あのままでは終われない」 パリ五輪へ精進誓う

東京五輪での奮闘を報告し、3年後への飛躍を誓った白井(右)=相模原市役所

 東京五輪スケートボード・ストリート代表の19歳、白井空良(ムラサキスポーツ)が28日、地元の相模原市役所を訪れ、「仕込んでいた技を一つもできず、何してるんだろうと。悔しさしか残っていない」とパリ五輪での雪辱を掲げた。

 6月の世界選手権で銅メダルを獲得し、表彰台の期待とともに挑んだ初のひのき舞台だったが、9位でよもやの予選敗退。「五輪前は眠れない日々が続いた。緊張したつもりはなかったが、五輪って違うなと思った」。独特の重圧に苦しめられていたという。

 本村賢太郎市長は「世界の上位で当然の存在で、市民の誇り。まだまだこれからなので、引き続き頑張ってもらいたい」とねぎらい、練習施設などニュースポーツの環境整備についてさらなる助言を求めた。

 パリ五輪は22歳と充実の年代で迎える。白井は既に新技開発に取り組んでいることを明かし、「あのままでは終われない。まだ3年あるのでまた一から練習したい」とさらなる精進を誓った。

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