柳家小三治さんの追悼番組を放送!落語界の至宝がカメラに残した素顔

10月7日に亡くなった落語家で人間国宝の柳家小三治さんを追悼し、TVhテレビ北海道で11月3日に「人間国宝 柳家小三治 噺家人生悪くねえ」(午後2:30、北海道ローカル)が放送される。BSテレ東・BSテレ東4Kでは同日、「柳家小三治さんを偲んで『人間国宝 柳家小三治 噺家人生悪くねえ』」(午後5:58)としてオンエアする。

本格的な古典落語で人気を集めた落語界の至宝・十代目柳家小三治さん(当時79歳)。80歳を目前に、「戦い」と称して高座に上がる小三治さんは、テレビやメディア取材を好まず、「孤高の噺家(はなしか)」と呼ばれた。番組では、本来記録に残さない高座をはじめ、張り詰めた舞台裏の様子を記録。また、自身の歩みや弟子への思い、病との闘いなど、これまで明かすことがなかったプライベートにも密着した。

さらに、東京都出身の小三治さんが「もうひとつの故郷」と語る、北海道への大切な思いも明かされる。人間国宝となってからも地方公演では最も多く足を運び、「体が動くうちに見ておきたい」という30年ぶりに訪れた北海道の旅を追う。そこで彼が見せた涙の理由とは…。

取材を受けないことで知られる希代の噺家への密着は、人間国宝になってからは初。テレビ北海道の長谷川健一プロデューサーは「昭和、平成、そして令和を駆け抜けた『最後の名人』。芸の極意、生き方の極意、そして“残したかった”こと…。不世出の噺家の肚(はら)の内にあるものは何か、問いかけ続けた250日。落語界の至宝がカメラに残した素顔、ぜひ、ご覧いただければと思います」とコメントを寄せている。

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