「チャンスあれば発言したい」 NPT再検討会議に田上市長が意欲

 長崎市の田上富久市長は28日の定例会見で、来年1月の開催が決定した核拡散防止条約(NPT)再検討会議について、サイドイベントがオンラインとなる可能性があることに触れ、「チャンスがあれば発言したい」と意欲を示した。
 再検討会議は5年に1度開催。当初は2020年4月に予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期された。田上市長は非政府組織(NGO)平和首長会議の副会長として出席予定だった。
 延期された会議に参加できるかは情報収集中で「最終決定ができる状況ではない」との認識を示した。
 今回の会議が核兵器禁止条約発効後、初めてとなることにも言及。「NPTは引き続き非常に重要な条約であることは間違いない。核兵器禁止条約と一体となって核兵器のない世界を一日も早く実現してほしい、とのメッセージは伝えたい」と述べた。

© 株式会社長崎新聞社