サラ墜落事故に進展、フライト手配した実業家に有罪判決

 エミリアーノ・サラの飛行機事故で、フライトを手配したビジネスマンが機体の安全性に危険を晒したとして有罪判決が下された。

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 28歳サラはナントからカーディフ・シティに移籍が決まり、2019年1月21日に小型機でフランスからウェールズに渡航。しかし、イギリスのチャンネル諸島上空で墜落事故に遭い、パイロットのデイビッド・イボットソン氏と共に死亡が確認された。そんな中28日にフライトオーガナイザーのデイビッド・ヘンダーソン氏の裁判が行われ、パイロットのイボットソン氏が商業用操縦士の免許や夜間飛行の資格を有していないのを事前に知っていたことが判明。飛行機事故直後には、関係者に黙秘するようメールを送っていた。

 ヘンダーソン氏は自身のビジネス取引に対する調査を恐れて黙認を図ったと認め、フライト前には飛行機の所有者からイボットソン氏に操縦させないよう伝えられていた模様。ヘンダーソンは航空機を危険に晒した罪で、最高5年もしくは2年の懲役刑を受けることになる。

サラ飛行機事故を手配したビジネスマンに有罪判決 Photo Michael Steele

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