株式会社第四北越フィナンシャルグループ(新潟市中央区)が業績予想を上方修正

第四北越銀行

株式会社第四北越フィナンシャルグループ(新潟市中央区)は29日、2021年5月14日に公表した2022年3月期第2四半期(累計)連結業績予想を修正した。

経常利益は、前回発表予想から32億円増の114億円に、親会社株主に帰属する中間純利益は、24億円増の76億円となった。

同社グループでは、2021年度からスタートした第二次中期経営計画(2021年4月から2024年3月)において、ノウハウの共有や重複機能の整理、経営資源の再配分により収益力の向上とコスト削減を実現する「合併シナジー」、グループ各社が持つあらゆるサービスをワンストップかつ最適な形で提供する「グループシナジー」、規模のメリットと情報連携の優位性を活用した「TSUBASA 連携シナジー」の3つのシナジー効果の最大化に取り組んでいるという。

また、本年4月から7月までの4ヶ月間(120日間)を「DasH!!120(ダッシュ!!いち・に・まる)」として、中期経営計画の取り組みを加速させる最重要活動期間と位置付け、本部スリム化や店舗統合による経営資源の再配分、意識統合に向けた人事異動や職員・役員の対話交流会などの諸施策を集中的に実施。

その結果、金融ソリューション収益などの非金利収益を中心に、営業部門収益が増加したことや、国内外の債券・株式などへの分散投資を進めた結果、有価証券利息配当金が予想を上回ったことに加え、合併によるコストシナジーの発揮により経費が減少したことなどから、当初業績予想を上方修正した。

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