【PLプレビュー】トッテナムが苦手なマンU戦… 監督のクビがかかった赤い悪魔の攻略法は?

 トッテナム・ホットスパーにとってマンチェスター・ユナイテッドは、プレミアリーグで最も負けている相手。さらに前節の大敗で赤い悪魔は崖っぷちに立たされており、なりふり構わず必死の形相で臨むことが予想される。トッテナムにとって、今節は忙しい時間が増えそうだ。

欠場者情報
トッテナム・ホットスパー
・ブライアン・ヒルはカラバオカップでハムストリングを痛め、マンU戦出場は微妙に。ライアン・セセニョンもハムストリングの負傷で欠場濃厚だ。

マンチェスター・ユナイテッド
・鼠蹊部を痛めていたラファエル・ヴァランヌは、万全ではないもののトッテナム戦遠征に帯同。ポール・ポグバは前節リバプール戦退場でトッテナム戦は出場停止だ。

マッチプレビュー
トッテナム・ホットスパー
・トッテナムはプレミアリーグでのマンU戦で、他のどのチームよりも多く負けている(36敗)。
・同カードはリーグ過去6試合のうち、ホーム側が勝利したのはわずか1試合のみ。2019年12月にオールド・トラフォードでマンUが2-1で勝利しただけだ。
・ヌーノ・エスピリト・サント監督は、トッテナムの指揮官としてのプレミア最初の9試合で4敗(5勝)。トッテナムを率いてリーグ最初の10試合で4敗以上した監督は、1997-98年に5敗したクリスチャン・グロスだけだ。
・ソン・フンミンは昨シーズン、マンUとの2試合で4得点に貢献(3ゴール1アシスト)。赤い悪魔との最初の8試合では、1度もゴールに絡むことができていなかった。

マンチェスター・ユナイテッド
・マンUは、トッテナムとのリーグ戦アウェイで6試合未勝利(3分3敗)だった後、直近3回の対戦で2勝している(1分)。
・マンUは直近プレミア4試合中3戦で負けており(1分)、これは過去リーグ37試合(W23 D11)の敗戦数と同じに。トッテナムに負ければ、ルイス・ファン・ハール政権の2015年12月以来のリーグ3連敗となる。
・10月にマンUはリーグ10失点しており、他のどのチームよりも多い。10失点以上許したのは、1996年10月と2018年12月の2回だけだ。また、直近2戦で4つ以上の失点を喫していて(2-4:レスター、0-5:リバプール)、連続してリーグ戦で4失点したのは1961年12月(3戦連続)が最後だ。
・今夏マンU復帰後プレミア2試合で3ゴールを挙げたクリスティアーノ・ロナウドは、直近のリーグ戦4試合で無得点。これはレアル・マドリードでの2017年11月(同じく4戦無得点)以来のワースト記録となっている。さらに5戦連続となれば、マンU時代の2008年11月から2009年1月に起きた9回連続ぶりとなる。

スールシャールのクビがかかったビグマッチに Photo Clive Rose

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