軽石被害で相談窓口開設 沖縄県内の金融機関、事業者向けに

 大量の軽石が沖縄県内各地の沿岸に漂着している問題で、県内の各金融機関が事業者向けに融資や相談窓口を設け、支援に当たっている。

 沖縄銀行は27日、自然災害復旧支援資金の対象災害に「軽石漂着被害」を追加指定した。復旧に必要な資金を50万~2千万円の範囲で特別金利で融資する。500万円以内の場合は、無担保の取り扱いも可能。問い合わせは沖銀各営業店。

 琉球銀行は28日から「被災者支援融資」の取り扱いを始めている。漁業者らの船舶の修理費用や運転資金について金利を優遇する。東京を除く全営業店に相談窓口を設置している。問い合わせは営業統括部(電話)098(860)3330。

 沖縄海邦銀行は、11月1日から「かいぎん災害復旧支援ローン」の取り扱いを開始する。50万~500万円で無担保融資、100万~8千万円で有担保および県信用保証協会の保証を付け融資する。問い合わせは営業統括部(電話)098(867)2124。

 沖縄振興開発金融公庫は26日、那覇市の本店と、中部、北部、宮古、八重山の各支店に相談窓口を開設。被害を受けた事業者に対し融資や返済方法変更などの相談を受け付けている。問い合わせは沖縄公庫各店。

© 株式会社琉球新報社