メッツの新GM探し 他球団のGM補佐の引き抜きを検討か

フロントオフィスの新たなリーダー(GMもしくは編成本部長)を探しているメッツは、ビッグネームの招聘や他球団からのヘッドハンティングに次々と失敗していることが報じられている。そんななか、サンディ・アルダーソン球団社長は新たな候補者グループとして、他球団のフロントオフィスの2~3番手クラスのメンバーに狙いを定めたようだ。「SNY」のアンディ・マルティノは、GM候補との面接を行うためにアルダーソンが複数のチームへ許可を求めたことを伝えている。

マルティノによると、マイケル・ヒル(元マーリンズ編成本部長)、ジェフ・ルーノウ(元アストロズGM)、ブライアン・セイビアン(元ジャイアンツ編成本部長)といったビッグネームは現在の候補者リストのなかにはないという。メッツが候補者リストを公開しているわけではないが、ジェフ・キングストン(ドジャースGM補佐)、ダニエル・アドラー(ツインズGM補佐)、ラケル・フェレイラ(レッドソックスGM補佐)といった名前がリストアップされているとみられる。このうち、キングストンはドジャースに留まることが確実視されている。

これまでにメッツのGM候補として名前が挙がったのは、セオ・エプスタイン(元カブス編成本部長)、ビリー・ビーン(アスレチックス副社長)、デービッド・スターンズ(ブリュワーズ編成本部長)、マット・アーノルド(ブリュワーズGM)、スコット・ハリス(ジャイアンツGM)、ブランドン・ゴームズ(ドジャースGM補佐)、マイケル・ガーシュ(カージナルスGM)、マーク・シャパイロ(ブルージェイズ球団社長)といった面々。ドジャースはゴームズの流出を阻止すべく、GM補佐からGMに昇格させる予定のようだ。

アルダーソンは新GMに新監督の決定権を与える意向を示しており、GMが決まらない限り、監督も決まらない可能性が高い。新GMが決まるまでのあいだは、引き続きアルダーソンがフロントオフィスの指揮を執ることになる。

© MLB Advanced Media, LP.