30日の東京女子プロレス・両国KFCホール大会で、アイドルグループ「SKE48」の荒井優希(23)が、前プリンセス・オブ・プリンセス王者・辰巳リカから強烈なビンタと共にシングル戦を要求された。
この日セミの6人タッグ戦に出場した荒井は、序盤孤立し敵軍につかまる場面もあったものの、味方の援護も受けて何とかピンチをしのぐことに成功。すると終盤、同チームになった辰巳と好連係を見せる。辰巳が小橋マリカにドラゴンバックブリーカーを決めると同時に、荒井は愛野にフルネルソンバスターを炸裂させた。
これで一気にペースをつかむと、辰巳が猫はるなに延髄斬りからのツイスト・オブ・フェイトを決めて3カウントを奪った。
すると試合後、辰巳から8月14日の後楽園ホール大会で予定されながら荒井の新型コロナウイルス感染などで中止となったシングル戦を、11月25日の東京・後楽園ホール大会で〝仕切り直し〟することを求められた。
これに荒井は「私もすごくやりたかったんです」と快諾したが、握手した瞬間にまさかのビンタを食らってしまう。呆然とする荒井に、辰巳からは「容赦なくいくから覚悟しておけ!」との言葉が付きつけられた。
その後、荒井は「初めて人にビンタされたんで、かなりビックリしたんですけど」と苦笑しながらも「きっとリカさんのことなので、いい意味で『頑張れ』って感じだととらえて、勝手に気合いが入っています」と闘志十分な様子。
さらに「本来は8月だったのが11月で3か月経っているので、少しでも成長した姿でリカさんと戦えるのは嬉しいです。今のすべてをぶつけられるようにしっかりと準備をしたいと思います」と力をこめた。
前王者にどこまで爪あとを残せるか、注目だ。