衆院選沖縄3区 屋良朝博氏最後の訴え

 国主導の公共工事はもうけの半分が大手ゼネコンにいき、半分を地元業者で分け合う。これが政府とのパイプだと勘違いされている。振興策が政府にコントロールされる道具であるならば、変えなければならない。私が利権の構造をぶっ壊す。象徴的なのが辺野古で、もうけるのは大手ゼネコンだ。青い海をつぶしても、もうかるのは地元じゃない。あまりにも理不尽だ。子や孫のために一歩も退けない。振興については地元がもうかる仕組みをつくる。東京に行き、なぜ地元業者が元請けにならないのか問う。問題を深く掘り下げ、徹底的に突く。暮らしの質を上げ、基地の重圧をはねのけるために今やろうじゃないか。明日が出発点。皆で変えていこう。

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 山内末子選対本部長 投票箱が閉まる寸前まであと一票と声を掛け続けたい。相手も必死だ。最後まで皆さんの必死さが勝利をつかむ力になる。大きな権力の圧力が広がっている。皆さんがこれまで命や暮らしを守るために涙を拭いて、手をつないできたことが私たちの大きな原動力になっている。辺野古の海を守る誇りの戦い。県民の戦いを勝ち取ろう。

 屋良朝博(やら・ともひろ) 1962年8月22日生。北谷町出身。フィリピン大卒。前職。

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