【新日本】永田裕志がワールドタッグリーグの相棒にタイガーマスクを電撃指名「ビビビっと来た」

タンガ・ロアに延髄斬りを決めた永田

新日本プロレス31日の福島大会で、ミスターこと永田裕志(53)が「ワールドタッグリーグ(TTL)」(11月14日、後楽園で開幕)のパートナーにジュニア戦士のタイガーマスクを指名した。

永田はこの日、棚橋弘至、オカダ・カズチカ、タイガーと組んで8人タッグ戦でバレットクラブと激突。タンガ・ロアに延髄蹴りを決めるなど軽快な動きでチームの勝利に貢献した。

そして試合後のバックステージで、永田は試合で好連係を見せていたタイガーに対し「黙って俺の気持ちに乗ってほしい。WTL、俺のパートナーで出てほしい」と直訴。26日後楽園大会でロビー・イーグルスとのコンビで、実に9年4か月ぶりとなるIWGPジュニアタッグ王座を奪取したタイガーとの階級を超えたタッグ結成を持ちかけた。

WTLは昨年に引き続き今年も「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」(11月13日、後楽園で開幕)と同時期開催。永田は「一番大事なBOSJがあるのは分かってる。だけどやっぱりタイガーの、大病をして欠場して復活した、そしてベルトを取った心意気に俺は感銘を受けましたよ。今すぐに結論出さなくていいから、しばらく考えてほしい」と電撃要請の理由を説明した。

永田はタッグパートナーだった中西学が引退した2020年のWTLには不参加だった。現在も正パートナーは不在だが「今日のチームで、あうんの呼吸でタイガーにタッチできたし。そういうのをすごく見て『これだ』ってビビビっときたんだよ」と新チームへの思いを口にした。

この永田の要請に対してタイガーも「ちょっと考えます」と検討を約束。ベテラン同士の新チームは、果たして誕生するのか――。

© 株式会社東京スポーツ新聞社