中日・立浪新監督 先発投手陣の100球制限撤廃を宣言「7回が最低の責任イニング」

地元番組に生出演した中日・立浪新監督(東スポWeb)

中日・立浪和義新監督(52)が31日、先発投手陣に〝最低7イニング以上〟のノルマを課した。

地元CBCテレビのドラゴンズ応援番組「サンデードラゴンズ」に生出演後、取材に応じると、今季12球団トップのチーム防御率3・22を誇りながら、優勝のために一番必要なものは投手力と断言した。特に今季の先発陣は大野雄、柳に加え、小笠原が6年目にして初めて規定投球回に到達。中日で3人がクリアしたのは吉見、チェン、ネルソンの2011年以来、10年ぶりとなった。

それでも立浪監督は満足することなく「小笠原も大きな自信になると思うが、まだ6回ぐらいで計算されていた。完投できるような投手があと2人ぐらい出てこないと。やっぱり7回が最低の責任イニング。先発は基本1週間に1回なので、もう少し長いイニングを投げられるように、秋に徹底して走るなり、やっていってほしい」と注文をつける。

その上で「解説をやっていても今は100球にこだわるが、100球ではなく、7回。それが80球、90球のときもあれば、130球かかるときもあるかもしれないが、100球という概念をドラゴンズでは取り除きたい」とブチ上げる。

貧打が課題と思いきや新生立浪竜は、今季以上の投手王国も築き上げるつもりだ。

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