第49回衆院選は10月31日投開票された。前職に新人2人の計3人が立候補した小選挙区新潟6区は、立憲民主党新人の梅谷守氏(47)が、5選を狙った自由民主党前職の高鳥修一氏(61)に競り勝ち、初当選を飾り、2012年選挙で失った非自民議席を回復させた。高鳥氏は猛追したが、政権への逆風をはね返せなかった。神鳥古賛氏(53)は浸透しなかった。
政権の継続か交代かを問う総選挙で、新潟6区は立民の梅谷氏が勝利、初当選を果たした。
梅谷氏は3度目の挑戦。「野党統一候補」として前回は自民の高鳥氏に肉薄し、「今度こそ」の機運が高まる一方、「後がない」覚悟をにじませた。前回から4年、「誰よりも選挙区を歩いた」と自負。支持の広がりと票を引き寄せた。
高鳥氏は、政権、党で積み上げた発言力を背景に「私に仕事をさせてほしい」と訴えたが、政権への強烈な逆風をはね返せず6区議席を失ったものの、比例区での復活を確実にした。
最終投票率は67・79%。
衆院選小選挙区新潟6区開票結果(選管確定)
当選 90,679 梅谷 守 47歳 立憲民主党・新 ①
90,549 高鳥修一 61歳 自由民主党・前
1,711 神鳥古賛 53歳 無所属・新