木村拓哉が“続編モノ”連発の背景 人気キープ&ヒロイン探しで「一石二鳥」か

ジャニーズ事務所(東スポWeb)

ここ数年、映画にドラマにとヒットを飛ばしているのが俳優の木村拓哉(48)だ。しかも、SMAP時代にはなかなか実現しなかった〝続編モノ〟を当てているが、木村ならではの理由があるという。

主演映画「マスカレード・ホテル」の続編に当たる「マスカレード・ナイト」を前作以上のヒットに押し上げた木村。SMAP時代の続編モノといえば「HERO」ぐらいなものだったが、解散以降は「BG~身辺警護人~」(テレビ朝日系)、「教場」(フジテレビ系)と連発している。

「SMAP時代は、役柄のイメージが付いてしまうことを嫌がったSMAP育ての親ともいわれるI女史の方針で、続編モノを避けていたと言われていた。解禁したことで、確実に作品を当てて、人気を不動のものにしています」(芸能関係者)

この流れはまだまだ続きそうだ。「マスカレード」シリーズ3作目の制作は既定路線で、実現こそしなかったが、フジテレビも「教場」の連ドラ化を計画していたという。

「来年の春にテレビ朝日でキムタクのドラマが予定されています。スポーツものと言われていますが、当初は『BG』の3作目という話もあったくらいです」(前同)

テレビ局や映画会社にしてみれば、視聴率や興行収入が予想できる続編ものをやることで、木村起用で大失敗するリスクを回避したい意向もあるという。

さらに、難航しがちな〝女優探し〟のメリットを語るのは、ある芸能プロ関係者だ。

「『マスカレード』シリーズでは長澤まさみが相手役を務めていますが、木村の格からすれば、長澤のような一流女優でないと成り立たない。木村が主役だと役柄的に一歩引く必要もあるし、何かあれば叩かれる可能性すらある。女優にとってはリスクの大きい案件になる。続編モノならば前作と同じヒロインでいいわけですからね」

人気俳優ならではの悩みと言ったところか。

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