活水女子大生がJALへプレゼン 長崎県2泊3日の旅行プラン

旅行プランをプレゼンし、1位に輝いたチーム=長崎市東山手町、活水女子大

 長崎市の活水女子大の1~3年生14人が「関西在住の大学生が長崎県を訪問したくなる2泊3日の旅行プラン」などを考案し、同大と産学連携協定を結んでいる日本航空(JAL)グループにプレゼンした。学生が企業と関わりながらリーダーシップや企画力などを育むプロジェクトの一環。
 学生への“お題”は旅行プランと機内サービス、PR方法がセット。8月に始動し、9月にオンラインで中間発表し、10月20日の最終発表は同大での対面と、JALグループ「ジェイエア」へのオンラインのハイブリッド方式で実施した。
 本番は、同大の「ホスピタリティーツーリズム研究会」「広告メディア研究会」の二つのサークルのメンバーで混成する4人1組の4チームが各8分の持ち時間で発表。手作りマップを手に路面電車で巡るグルメ、県内の美しい自然、異国情緒あふれる風景、フルーツバス停などの名所、陶芸体験などが楽しめるプランを、作成したパワーポイントに沿って発表した。
 1位に輝いたチームはレンタカーで「佐世保・西海・波佐見」を巡るプランを提案。東彼波佐見町のカフェや西海市の七ツ釜鍾乳洞などを車で下見し、魅力を短い動画にまとめSNSで発信した。3年の川端由槻さん(20)は「コロナ禍と夏休みで4人で会うことが難しく、夜にオンラインで打ち合わせもした。チームとして力を発揮できた」、溝上空さん(20)は「インターネット広告に興味があり、今回の活動が将来生かせそう」と話した。
 寺尾康日本航空長崎支店長は「学生のプランに沿って旅をしたくなった。若者らしさや新しい要素も入っていた」と評価。講評で「学生のうちに挑戦を繰り返し、たくさん恥をかいて、力を付けてほしい」とエールを送った。

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