円安関連が2カ月連続、円高関連が5カ月連続で倒産発生なし

 2021年10月の為替相場は、11月のFOMC(連邦公開市場委員会)でテーパリング(量的緩和政策の縮小)を開始する見方が大勢を占め、ドル高方向への流れが維持された。20日には4年ぶりの高値となる1ドル114.70円に達する場面もみられた。
 こうしたなか、10月の「円安」関連倒産(速報値)は2カ月連続で発生しなかった(前年同月ゼロ)。2021年の累計倒産件数(1-10月)は5件で、既に前年通期(4件)を上回っている。
 「円高」関連倒産(速報値)は5カ月連続で発生しなかった(前年同月ゼロ)。2021年の累計倒産件数は2件で、前年通期に並んだ状態が続く。

円安
円高

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