PAOK構想外の香川真司に「MLS移籍」浮上 ギリシャで実績なく米国の複数チームが候補に

MLS移籍が浮上した香川(東スポWeb)

ギリシャ1部PAOKで構想外となっている元日本代表MF香川真司(32)の移籍先として、米メジャーリーグサッカー(MLS)の複数チームが浮上している。香川は今季就任したラズバン・ルチェスク監督からの信頼を失って構想外となっており、来年1月の移籍市場での放出が濃厚となっている。

すでにC大阪をはじめ複数のJクラブが獲得に関心を寄せているが、ギリシャメディア「インPAOK」は「彼を母国に帰すために、実際に彼と接触した。もちろんこれは過去に起きていることで、これが初めてではない」とC大阪などが香川側とコンタクトしたと指摘。しかし香川は以前と同じようにJ復帰には難色を示したようで「我々の情報によると、香川はまだ日本に戻りたくないと考えている。PAOKを離れた場合は欧州、そして米国を優先する」と報道。あくまで海外にこだわる方針だという。

ギリシャで全く実績を残せていないため、欧州各国リーグからのオファーは厳しいのが実情。そうなると米国が有力候補に浮上してくる。MLSでは複数クラブが香川に興味を示しており、今夏にはポートランド・ティンバーズが獲得に動いたと米メディアで報じられている。

さらにデービッド・ベッカム氏がオーナーを務めるインテル・マイアミも、フィリップ・ネビル監督がイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド在籍時の香川をコーチとして指導して高く評価。さらにシアトルやロサンゼルスなど西海岸のクラブもリストアップしている。

MLSは近年サッカー界で存在感を増しており、香川にとっては魅力的な新天地となりそうだが、果たしてどうなるか。

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