北日本中心に3日(祝・水)にかけて不安定 急な激しい雨や落雷・突風に注意 全国的に気温は高め

 北陸や東北は今夜遅くにかけて、北海道はあす3日(文化の日)にかけて、大気の非常に不安定な状態が続く見込み。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、局地的な激しい雨に注意が必要だ。

北陸から北は雷雨注意

 東・北日本の上空に寒気が流れこみ大気の非常に不安定な状態が続き、北海道南部を中心に局地的に雨雲が発達している。北陸や東北は今夜遅くにかけて、北海道は3日(祝・水)にかけて雷雨となる所があるため、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、局地的な激しい雨に注意が必要だ。
 雷鳴が聞こえたり、風が強く吹き出すなど、発達した積乱雲の近づく兆しのある時は、頑丈な建物内に移動するなど安全確保に努めたい。

3日(祝・水)も気温高め

 関東から西の太平洋側は、このあとも晴れる地域が多い。ただし、あす3日(祝・水)は東海や近畿で雲の広がりやすい所があり、一部でにわか雨や雷雨がありそうだ。
 日中の気温は引き続き高めの地域が多く、関東から西は20℃を超えて過ごしやすい見込み。朝の冷え込みもそれほど強まらないため、10月中~下旬あたりを想定した服装で間に合いそうだ。一方、日本海側は変わりやすい天気が続き、北日本を中心ににわか雨や雷雨となる所がある見込み。

週後半の天気

 4日(木)から5日(金)は太平洋側を中心に晴れて、北日本の日本海側でも日差しの出る時間がありそうだ。
 6日(土)は北・東日本でよく晴れるが、西日本は天気が下り坂で、九州は午後から雨の範囲が広がる見込み。
 7日(日)は低気圧が近づく西日本だけでなく、東日本でも次第に天気が崩れる予想で、太平洋側は8日(月)にかけて雨の量が多くなるおそれがある。北日本を中心に別の低気圧の影響を受けることもあり、全国的に風が強まるなど荒れた天気となりそうだ。今後の気象情報に、注意が必要となる。

(気象予報士・高橋和也)

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