性差別批判で〝切り込み〟ビキニ廃止へ 女子ビーチハンドボール

国際ハンドボール連盟(IHF)は2日までに、女性のユニホームに関する規定を変更した。ビーチハンドボールでは、これまで女性は「ピッタリフィットし、足の付け根に向かって切り込まれた」ビキニ着用が規定で定められていたが、短パンの着用が認められることになった。7月に行われた試合で、ノルウェー女子がビキニ着用拒否。短パンを履いたことで、選手1人あたり150ユーロ(約2万円)の罰金を課されるはめになった。これには世界中から大ブーイング。米大物歌手のピンクは怒り心頭で「性差別。代わりに罰金を払う」と申し出る事態に。女子テニスのレジェンドであるビリー・ジーン・キング氏も支援を表明していた。

また、ノルウェーのアビド・ラジャ文化・スポーツ大臣も「バカげている。マッチョで保守的な国際的なスポーツ界で、何か変える必要があるのではないか」とツイート。スウェーデンなど近隣諸国のスポーツ大臣とともに、IHFや他のスポーツ団体に向け「選手が快適にパフォーマンスできるユニホームを」と求めていた。

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