日本ハムが村田と鶴岡の退団発表 ともに現役続行を希望

鶴岡慎也(左)と村田透

日本ハムは2日に、村田透投手(36)と鶴岡慎也バッテリーコーチ兼捕手(40)が退団することを発表した。ともに現役続行を希望している。

村田は2007年の大学・社会人ドラフト1位で巨人に入団。10年に戦力外となり同年オフからインディアンスとのマイナー契約を結ぶと、その後は地道なマイナー生活が実を結び、15年にメジャーデビュー。16年オフからは日本ハムに活躍の場を移し、先発中継ぎ問わず計75試合に登板。8勝8敗、防御率3・46だった。

右腕は球団を通じて「なかなか期待に応えることができなくて残念な気持ちです。この先はまだ分からないですが、体は元気なので来シーズンもプレーできるように準備していきたいです」とコメント。来季の現役続行の可能性を示唆した。

一方の鶴岡は13年オフにソフトバンクにFA移籍後、4年後に再取得したFA権を行使して再び日本ハムに復帰。同様の事例は球界史上初の出来事だった。19年からはコーチ職を兼務。通算2713試合に出場で打率2割3分8厘、20本塁打267打点だった。

鶴岡は球団を通じて「今回、現役を退いた場合のポストを打診してくれ、そして4年前にホークスからファイターズに戻してくれチャンスを与えていただいた球団には、すごく感謝しています」と、球団側からのオファーについて明かしながら対応に感謝。それでも「ただ、僕はまだ現役の火を消せていないですし、火が燃えているうちは現役を続ける道を模索したいと思います」と、現役続行への力強い意志を見せた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社