ワシル・ロマチェンコの次戦が決定 12・11に前IBF世界ライト級王者コミーと対戦

世界最速3階級制覇王者のワシル・ロマチェンコ(33=ウクライナ)の次戦が決定したことを、プロモートする米大手「トップランク」が公式サイトで発表した。12月11日(日本時間同12日)に前IBF世界ライト級王者のリチャード・コミー(ガーナ)を相手にライト級12回戦。会場は米ニューヨークのマジソンスクエア・ガーデン・フルシアターで行われる。

ロマチェンコが同会場の舞台に立つのは2018年12月以来、3年ぶり。同サイトで「ウクライナの名手はニューヨークのスポットライトを浴びる時、最高のパフォーマンスを発揮する」と評される通り、ロマチェンコは同会場で無類の強さを発揮してきた。WBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(大橋)を上回る7戦目での世界最速2階級制覇や、ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)との五輪2大会連続金メダリスト対決に全く寄せ付けずストップ勝ち、さらにホルヘ・リナレス(帝拳、ベネズエラ)を撃破し3階級制覇を決めたのもこの格闘技の聖地だ。同社のボブ・アラムCEOは「偉大なるロマチェンコが待望のマジソンスクエア・ガーデンの先頭に立つことはふさわしいことだ」と興奮している。

熱望する世界ライト級4団体統一王者のテオフィモ・ロペス(米国)との再戦は、海外メディアなどでロペスが拒否の姿勢と報道されているが、確実に勝利し望みをつなげたいところだ。

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