求められるのは厳格な品質監督システムの確立 金正恩総書記が指示した分析所建設

朝鮮では各企業、工場で生産された製品の品質も国家が一元管理する。

社会主義計画経済の国では、生産の「量」だけでく、その「質」に対しても国家が把握し、責任を担うという観点からそのようなシステムが確立されている。

 朝鮮には「国家の経済司令塔」と呼ばれる内閣の傘下に国家品質監督委員会という機関がある。国家が定めた基準に沿って品質を評価し、行政指導を行う。

 品質管理を担当する機関と施設は、中央だけでなく、各道(日本の県にあたる)にもある。

 11月1日発の朝鮮中央通信によると、が新義州市に新たに建設されて竣工した。

平安北道品質分析所(労働新聞)

 金正恩総書記は、製品の質を客観的に検査する厳格な品質監督システムを確立し、各道で最新設備を備えた品質分析所を運営することを指示したという。

 朝鮮中央通信は、平安北道に新たに建設された品質分析所が「科学的な方法で品質を分析し、製品の質を画期的に高め道民の物質・文化生活の向上に積極的に寄与することになる」と紹介した。

© 株式会社朝鮮新報社