北海道渡島地方　土砂災害などに厳重警戒

3日（水）は、前線を伴った低気圧が日本の東を閉塞しながら北東進し、別の低気圧が三陸沖に発生するでしょう。また、東北北部付近の低気圧は次第に不明瞭となる見込みです。一方、千島の東の高気圧が東よりに移動し、東シナ海の別の高気圧が日本付近に張り出しを強める予想です。
北海道や東北～西日本の日本海側、それに伊豆諸島では、低気圧や前線の影響で雨の降る所が多いでしょう。また、上空には寒気の入り込みが続くため、雷を伴う所もある見込みです。落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨にご注意ください。2日（火）に局地的な大雨が降った北海道渡島では、土砂災害などにも厳重な警戒が必要です。本州の日本海側や九州～南西諸島は概ね晴れますが、近畿や山陽では北から雨雲が流れ込んで、にわか雨や雷雨となる所もありそうです。

（気象予報士・吉田 信雄）

画像について：3日午前9時の予想天気図。