VAR判定にグレミオサポーターが激怒…ピッチ乱入&機材破壊の暴動に発展

 判定に激怒したグレミオのサポーターがピッチに乱入し、機会を破壊する暴動が勃発した。

ブラジルのプロリーグで大事件…審判が選手に顔面を蹴られ意識不明の重体に

 事件は10月31日に行われたカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA第29節グレミオとパルメイラスの一戦で起き、ホームのグレミオは12分に先制するも前半アディショナルタイム1分に同点弾を献上。4分後には逆転弾を喫し、86分にはグレミオの得点がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で取り消しとなり、最終スコア1-3で敗戦となった。そんな中ブラジルメディア『グローボ・エスポルチ』によると、試合後に判定に激怒したグレミオサポーターがピッチに侵入。VARシステムやカメラマンの機材を破壊し両チームのファン同士で殴り合いとなる暴動騒動に発展した。

 機動隊が到着し沈静化を図ったものの、この騒動で10試合のスタジアム閉鎖と1300万ポンドの罰金を科せられる可能性が浮上。主任検事は「ピッチへの侵入に対する罰則は、最高1億リアルの罰金と10試合の閉鎖が科される。スタジアムの閉鎖は深刻な場合のみ執行されるが、今回のケースが深刻なのは明らかだ」と述べた。2017年にコパ・リベルタドーレス優勝を成し遂げたグレミオだが、今季はリーグ11試合で19位と降格圏に位置している。

怒り狂ったグレミオサポーターがVAR機器を破壊する暴動 Photo Silvio Avila

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